トヨタ車は最近での販売シェアは約30%となっていますが、30年前の販売シェアは約40%で、相当大きなシェアを誇っていました。最近では、軽自動車やハイブリット車が一般ユーザーからの指示を集め、トヨタ車でも排気量が大きい高級車はなかなか売れにくくなりました。
本当にトヨタ車が高く売れるのか?その車種はどのようなものがあるのかを確認していきましょう。
トヨタ車は本当に高くうれるのか?
トヨタ車は国内だけではなく海外でも人気が高いメーカーです。実際に高く売れるのでしょうか?
ハイブリッド車は国内ユーザーに人気のため高く売れる!
トヨタ車の中でも、人気が高いのはハイブリット車またはハイエースバンやランドクルーザーのように商業車やSUVの車です。
ハイブリット車に関しては、国内の一般ユーザーに非常に人気が高く、軽自動車と並んで人気がすごくあります。トヨタ・プリウスやアクアなどのハイブリッド車はコンディションが良ければ中古車でも価格が落ちにくい車となっています。
商業車やトラックは海外で高く売れる!
ハイエースバンやランドクルーザーに関しては、海外のマーケットで非常に人気が高いので高く売れます。
特に、後進国においてはその70%から80%がトヨタ車です。見る車のほとんどがトヨタ車と言っても過言ではないでしょう。トヨタ車は海外のバイヤーの中で非常に潰れにくく、また部品の流通が多いため海外のバイヤーからは買いやすい車でもあります。
最近では、中国車や韓国車がアフリカ諸国などでも格安に販売されていますが、Made in Japan(メイドインジャパン)のブランドはすごく丈夫な車でつぶれにくい車であるという高いブランドを誇っています。
トヨタ車以外は高く売れないのか?
それでは、トヨタ車以外は高く売れないのでしょうか?他のメーカーの車と比較をしてみましょう。
年式が新しい車は他のメーカーでも値落ちしにくい
日本のマーケットの視点でいきますと、日産やホンダ車などにも、人気車種があり走行距離が少なかったりコンディションが良かったりすると、充分な買取査定額がつく可能性があります。
下取りにおいても同じことが言えるでしょう。
廃車同然の車になるとトヨタ車以外は査定額が付きにくい
しかし、年式が古くなったり走行距離が多くなった廃車同然の車に関しては、トヨタ車以外の車種は海外であまり人気がないため、海外マーケットでも高く売ることができません。
具体的な例として、20年前の車でトヨタのタウンエースノアの100,000キロの査定額はざっと10万円くらいですが、それよりも高級車のホンダのラグレイトで100,000キロの査定額は0円~2万円程度だと思います。
ですから、古くなった車や走行距離が多くなった車に関してはトヨタ車が圧倒的に有利だといえます。
高年式・低走行のトヨタ車で高く売れる車ランキング
新しい年式の車や低走行車のトヨタ車で高く売れる車とはどの様な車があるのでしょうか?値落ちしにくいという視点も含めて確認していきましょう。
ハイブリッド専用車のプリウス
世界初の量産ハイブリッド車として登場したプリウスは、世界中で驚きと称賛をもって迎えられました。 また、ハイブリッド車のパイオニアとしてのトヨタを象徴する車種でもあります。 現行型の4代目プリウスには、トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA」が採用されており、軽量・高効率の1.8L直列4気筒ハイブリッドエンジンを搭載することによって、JC08モードで40.8km/Lという他に類を見ない圧倒的な低燃費を実現しています。 プリウスで初の4WD車でもあり、電気式4輪駆動システム「E‐Four」によって、オンロードにおける優れた走行性能を発揮します。 安全性能も非常に高く、衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense P」をはじめとした先進装備を充実させることで、予防安全性能評価における最高ランクの「ASV++」を獲得しています。
クロスオーバーSUVのC-HR
C-HRは、2016年の12月に発売されたクロスオーバーSUVです。トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA」を導入しており、同じTNGAの導入車両である新型プリウスと同様のハイブリッド技術が使用されています。パワートレインには、1.2Lの直列4気筒ガソリンエンジンと1.8Lの直列4気筒ハイブリッドエンジンが搭載され、ハイブリッドモデルはJC08モードで30.2km/Lという、SUVでトップクラスの燃費性能を発揮します。それでいて、SUVとしての走行性能も高く、ハイブリッドとSUVの利点が高いレベルで融合した人気モデルとなっています。
コンパクトハイブリッドカーのアクア
アクアは、2011年から販売されているコンパクトハイブリッドカーです。 ハイブリッド車のパイオニアであるトヨタが長年に渡って培ってきた技術を結集し、「2020年のコンパクトカー」を目指して開発されました。 パワートレインには、1.5Lの直列4気筒ハイブリッドエンジンを搭載し、JC08モードで37.0km/Lという圧倒的な低燃費を発揮します。 また、安全装備として「Toyota Safety Sense C」を全車で標準装備しており、それでいて価格も非常に手頃なことから、非常に人気の高い車種となっています。
低年式・多走行のトヨタ車で高く売れる車ランキング
年式が古くなったり、走行距離が多くなった車は、主に後進国をはじめとして海外へ輸出されています。
それでは、国別にどのような車が人気なのか見ていきましょう。人気の車と言うものは高い金額で売れる可能性があります。
ケニアのトヨタ車の人気車種ランキング
アフリカでも日本からの輸入台数が多いケニアの人気車種。この国では新車登録から7年前の車が主に輸入されています。
- ランドクルーザープラド
- カローラフィルダー
- プロボックスバン
- ヴァンガード
- ヴィッツ
- ハイエースバン
- パッソ
- 日産ノート
- ホンダフィット
- ハリアー
ケニアでは、人気車種ランキングTOP10のうち、実に8台の車がトヨタ車です。
タンザニアのトヨタ車の人気車種ランキング
タンザニアの人気車種とは?タンザニアは新車登録から10年以上前の車も積極的に輸入されています。
- イスト
- ハリアー
- RAV4
- パッソ
- ランドクルーザープラド
- ヴァンガード
- 日産エクストレイル
- スバルフォレスター
- ラウム
- ヴィッツ
タンザニアでは、人気車種ランキングTOP10のうち8台がトヨタ車でした。
ご覧頂くと分かるとおり、海外で人気がある車は日本車というよりはトヨタ車といっても過言ではありません。したがって、あなたがトヨタ車を乗っているのなら、輸出業者にも査定をしてもらうのがよいでしょう。
トヨタ車を売るときの、車査定VS下取り
トヨタ車に関しては他のメーカーの車を売却するよりも車査定の方が圧倒的に有利だった、高く買い取ってもらえたなどの意見が多いと思います。
なぜならば、トヨタ車は国内マーケットのみならず、海外でのマーケットでも凄く人気があり、下取りの場合はディーラーや販売店は海外の輸出ルートを持っていません。
したがって、下取りの車をオートオークションで売却をしますが、そこにはマージン(陸送費や事務手数料、オークション会場の手数料等)が引かれた金額になります。廃車買取専門店や輸出業者、解体業者などの古い車を専門的に取り扱う業者にも査定を出すことができますし、トヨタのカローラやプロボックス等の1部の車両に関しては、年式が新しい車も海外に輸出されています。
海外のマーケットの方が高く売れる傾向がありますので、あなたの乗っている車の販売に強い会社を見つけることができるのは車査定であるといえます。
トヨタ車の査定で高く売ることができる車種のまとめ
トヨタ車は世界的に人気の車なので、国内マーケットだけではなく海外マーケットの価格も重要になってきます。したがって、トヨタ車の場合は、下取りよりも複数社の車査定を利用するのが良いでしょう。